防護柵根入れ長調査
■ 技術概要
防護柵(ガードレールなど)の支柱が、規定どおりに十分な深さまで根入れされているかを確認することは、安全管理上非常に重要です。
本技術は、超音波による非破壊試験により、防護柵支柱の根入れ長を正確に測定する技術です。
施工後に切断せずに深さを測定でき、粗雑工事の抑止・出来形の確保に貢献します。
主な特徴
- 超音波による非破壊での深さ測定
- 塗装やメッキを剥がすことなく測定可能
- NETIS登録技術【KT-060039-VE】
- 「非破壊試験による鋼製防護柵の根入れ長測定要領(案)」に準拠
- 測定結果はレポートとして提出可能
使用機器
- NST-2 / GeoFive社製(NETIS登録)
対象構造物
- 鋼製防護柵(ガードレール・ガードパイプ)支柱
- 地山補強鉄筋・ロックボルト(縦波センサー利用)
技術の必要性
2000年代以降、掘削不十分による粗雑工事が全国で多数発覚。
現在では、支柱建込みの全数ビデオ撮影や非破壊測定による出来形管理が国交省の基準として義務化されています。